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とれたて京都・とっておきKYOTO情報ブログ [ Monterey concierge and neutron staff ]

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2011年 01月 24日

TPP(環太平洋連携協定)について

今日は、TPP(環太平洋連携協定)について、すごくわかりやすい動画をみつけたので、ご紹介します。

今日24日の通常国会で、菅直人首相の施政方針演説がおこなわれました。社会保障の国民負担は絶対増えるぞ!などいろいろ吠えておられますが、その中で「TPPは6月に結論を出す」とのこと。
この「TPP」とは、「環太平洋連携協定」といいまして、はじめシンガポール、チリ、ブルネイなど小国が結んでいた貿易(もの、人、サービス含)協定だったのですが、そこへ輸出先を増やしたいアメリカとオーストラリアなどが参加しているものです。このTPPに日本は参加するかしないかを6月に結論を出すということなのですが、TPPについての報道をみていると「日本は開国するべきだ」とか、「アジア成長にとりのこされる!」「農業は大打撃を受ける」とかいろいろいわれていますが、いつもそのコメンテーターの説明が理解できなくて(いや一般人が理解できないようにややこしい話にしているのか?ご本人が理解できていないのか?)、ずっと「本当はTPPって何なんだろう」と思っていましたが、先日、すごくわかりやすい動画をみつけました。

『中野剛志先生のよくわかるTPP解説-日本はTPPで輸出を拡大できっこない-』
http://www.desivideonetwork.com/view/91g42m63n/tpp-tpp/

です。ぜひ、TPPって何??や興味のないかたもぜひ一度みてほしいです。すごくわかりやすいので!

要は、TPPに参加するとアメリカの思うつぼ!ということです。
TPPには中国と韓国は参加しておらず、これがアジアのルールにはならない。参加している小国は、外需依存が高い国で、とても日本が輸出できる国ではない。
必然的に日本の輸出先はアメリカになるが、そのアメリカも現在9%の失業率で、到底日本は輸出できない。でもアメリカは日本に輸出することはできるので、日本に輸出先を拡大し、為替をドル安に誘導、自動車など工業製品は、ドル安になればアメリカで製造することもできるが(それでも現在自動車は6割を現地生産)、日本の農業はできない。結局、アメリカからの安い農産物が輸入され、大打撃・・・。日本の工業、農業は減殺されるということらしいです。

日本のえらい方たち、メディアは、どこをむいて政治をしているんだろう・・・、と考えてしまいます。
社会保障の負担額が増えるであろうことは、赤字国債を出しまくり、この高齢化社会の上に、子供手当をだしていこうとしているので、わかりきったことではあるのだけれど、対外交となるとWikiLeaksで明らかにされているように知らないところで取引がおこなわれているのは、暗黙の了解であり、それがあるからこそある程度、安定した世界があるような気もしていたのですが、どうも、日本の政府は本当にだめらしいので、自分たち自身がきちんと情報を集めて、次の総選挙にのぞまないといけないです。

by kyoto-information | 2011-01-24 18:56 | ニュートロン京都スタッフ


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